明治以降、現在も「書」は芸術のジャンルとして不明瞭な立場にある。第二次大戦後、その状況に挑戦する「前衛書」といわれる革新的な試みがあった。なかでも牽引者となった四人、上田桑鳩、森田子龍、井上有一、篠田桃紅の作品と、国内外の美術家との交流に注目し、日本近代美術の制度的枠組みを問い直す。

著者：向井晃子
印刷・製本：モリモト印刷株式会社
出版：株式会社三元社
言語：日本語
ページ数：288ページ
発売日：2022年6月20日
寸法：15.7 x 2.5 x 21.7 cm